賢い牧草の購入の仕方と保存方法
まずは牧草のことを知ろう!
牧草は1年間を通して「いつ購入しても一定の品質ではなく。品質にバラつきがあります。」
牧草というのは生産時期が限定的であり、産国の広大な農場で収穫された牧草を「翌年の収穫までの1年間使用するため」です。収穫後に保存された牧草は劣化します。当然、翌年の収穫時期頃にもなるとほぼ1年前に収穫した牧草を使用することになるので色や香りが薄れてしまいます。
また、牧草には国が定める品質基準がないので機械による刈取り時に巻込んだ牧草以外の不純物も一緒に圧縮された状態で輸入されます。
生産者や気候の影響でも品質にバラつきが生じますので、購入者がリピートした際に前回と異なるなと感じるのはこのためです。
牧草メーカーさんの企業努力で良質な原料の仕入れや、仕分けを行い良い牧草をお客さんに提供しておりますが、良質な原料には限りがあるので良質な牧草のみを仕入れることは難しいです。
じゃあどうすれば品質の違いを無くせるの?
これイイじゃん!! と思ったときに追加で購入しましょう。
良質な牧草には限りがあるので良いと思ったときにまとめ買いし使用せずに保存用にしましょう。
もしも品質の違いで食べなくなったら、保存用の牧草を使用するのがオススメです。
しかし、牧草は劣化するので保存しないほうが良いのが一般的かなと思います。
「競走馬プレミアム加工牧草」これは保存中の劣化を最小限に抑えた加工をしてあるので、上記の購入方法でも劣化を心配せずに使用可能です。
ただ、注意しなければいけないのが商品のロットです。もし、1月に購入し2月に使用して3月に追加購入しても、1月に購入したロットと同じでなければ大きく品質が変わってしまう場合があるので、必ず販売店に確認をしてから購入するのが安心です。
そもそも良質な牧草が購入できる時期っていつなの?
日本では一般的に8月から翌年の1月くらいまでに新刈りが輸入されます。
※販売店により新刈販売時期は異なります。
牧草を劣化させる原因は「紫外線」「湿度」「酸素」ですので湿度が高くなる5月頃から劣化の進行が早くなります。
牧草の保存状況や保存されている原料がいつ輸入された牧草なのかによっても品質が異なってきますが、
一般的には10月から翌年の3月頃までが良質な牧草が購入できるので、その期間は「普段使いとして購入」と「4月から9月頃の保存用を購入」の2つの目的で牧草の購入がオススメです。
しかし、販売店の在庫や回転率、保存方法等により話が異なるので詳しくわ普段利用する販売店に確認してみるのが良いです。
ちなみに、エクレベ公式サイトは牧草に適した“保存環境”と“回転率を調整し良質時期に原料の大量仕入れ”を行っているので、1番刈チモシーなら9月から5月頃くらいの期間であれば1年を通し良質な牧草が購入できます。
自宅での最適な保存方法が知りたい!
基本的に野菜と同じ農作物の牧草を保存して使用するのは好ましくありません。
購入後はなるべく早く消費するのが一般的ですが、競走馬プレミアム加工牧草は加工時の鮮度を最大12ヶ月間維持することも可能なので保存にも適している牧草です。
届いた牧草をダンボールごと温度の上がりにくい場所で暗所保存すればOKです。これだけで、牧草の鮮度低下時期を乗り切れます。